
難聴者のコミュニケーション方法は、補聴器・筆談・身振り/ジェスチャー・口話・読話・手話・指文字などの方法があります。
難聴といっても軽度から重度の難聴まで様々ですが、いつ難聴になったか(先天性難聴/後天性難聴)によってもコミュニケーションの方法は変わってきます。
もちろん、コミュニケーションの目的や状況 (1対1の会話/複数人での会話など)によってもコミュニケーション手段は変わってくると思います。
〈補聴器〉

補聴器の仕組みは、マイクロフォンで音を集めてアンプで増幅しスピーカーで音を出すというものです。充電タイプ・電池タイプがあります。
補聴器の形状も耳にかけるタイプと耳の穴に入れる耳あなタイプがあります。
補聴器は、難聴者の聞こえをサポートする医療機器の為、聴力に応じた調整を専門家が行います。
音を大きくして届けるだけでなく必要に応じて雑音を抑えて聞き取りやすくします。
騒がしい場所で音量調整をしたりプログラムを変更したりできる器種もあります。
最近では、iPhoneをリモコンとして使用できるものもあります。ただ、難聴の原因疾患や程度・難聴になった時期(先天性難聴/後天性難聴)によっても聞こえ方が異なります。
念頭に置いて頂きたいのが、「補聴器を使えば完全に聞こえる状態になる訳ではない」という事です。
早口だと分かりにくい、数人での会話場面になると聞き取りにくい事が完全に解消される訳ではありません。
難聴の程度や症状によっては、補聴器だけでなく下記のようなコミュニケーション方法と併用している方々がいます。
〈読話〉〈口話〉を追加
相手の口の動きを見て理解する事を「読話」と言い、耳で聞き取り、自分の声で言葉を発して伝える事を「口話」と言います。「読話」だけでは、十分に理解できないので筆談や身振りも使用して伝え合う事が大切です。
〈筆談〉
文字を書いて伝える方法。メモがない時は、手のひらや空書きを使用する事もあります。最近は、お話した内容が文字化されるデジタルの筆談機もあります。簡単な方法なので難聴者に伝える方法としてもよく使用します。
<身振り/ジェスチャー>
全ての人が手話を使用できる訳ではないので、身振り・手振りの工夫を取り入れて伝える事は大切です。
<手話>
手話は手指の動きと顔の表情によって表現されるものです。手話は訓練する必要があるのですぐに使える様になる訳ではありません。難聴者の中でも手話が使用できない人は沢山います。
<指文字>
50音をすべて指の動きで表現するものです。
聴覚障害者の情報保障として手話通訳や要約筆記(話の内容を要約して文章にする)の派遣制度もあります。
令和3年7月より、「電話リレーサービス」が開始し、聴覚や発話に困難がある方と聴覚障害者以外の方との会話を通訳オペレータが手話や文字と音声を通訳する事によって電話で双方とコミュニケーションを取る事が出来るようになりました。
現在、全国の主要空港6カ所に「手話フォン」が設置されています。空港を利用する方々が目にする事によって、聴覚障害者の方々の電話利用の必要性を感じてもらいたいという想いがあるそうです。聴覚障害者の方々が安心した生活を送れる為に、このような事が「当たり前」と認識される事が大切だと思います。
難聴者への接し方のアドバイスについては、下記をご覧ください。
一人ひとり、コミュニケーション方法が異なる事が多く、補聴器だけですべてのコミュニケーションが取れるという訳ではありません。相手の口の動きと前後の会話の流れから推測しながら理解したり、筆談を交えながらコミュニケーションを取ったりしている方も沢山いらっしゃいます。どのコミュニケーション方法が有効なのかは実際に交流しながら理解していくことが大切です。
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