きこえの基礎知識

「フレイル」&「ヒアリングフレイル」

「フレイル」&「ヒアリングフレイル」

超高齢社会を迎えている日本において、大きな課題となりつつあるのが「フレイル」です。 

フレイルは、加齢に伴い筋力・筋肉量が低下し、疲れやすい・家に閉じこもりがちになる等、介護が必要になる前段階のことを言います。早い段階で気づいて適切な対策を取れば、元の状態に戻ることができると考えられています。

フレイルは、➀筋力低下や歩行速度の低下など「身体的要素」➁うつや認知機能の低下など「心理的要素」➂社会との関りが低下している状態の「社会的要素」を含む3つの要素から構成されていると言われています。その為、フレイルの進行を予防するには、どれか1つの領域だけをやるのではなくバランスよく実施する事が大切です。

●予防のポイント

・掃除や買い物・散歩など、こまめに体を動かす。運動教室などに参加して人との交流を持つ事も大切です。
・バランスのとれた食事を心がけて栄養の偏りや不足が起こらないようにする。
・社会活動への参加(ボランティアや交流会・趣味・就労など)
・加齢と共に口腔機能も低下します。飲み込みにくくなると食べる物が限られてしまいます。
思うように食事がとれなくなると全身状態にも影響を及ぼしますのでお口の健康も維持できるように気をつける。

最近は、「ヒアリングフレイル」という言葉も使われるようになってきました。「ヒアリングフレイル」とは、聞き取る機能が衰えた耳の虚弱状態のことを指します。聴覚機能が低下することによってコミュニケーションがうまくいかなくなったり、認知症やうつ状態になるリスクが高まったり心身の活力の衰えも進行する可能性があるので早期に気付き対策を取ることが重要なのです!※難聴が疑われる際には、お近くの耳鼻咽喉科にご相談ください。

出来る範囲で取り組み、心と身体の健康を守りましょう!
フレイルの早期発見・早期介入の為に、医療機関や自治体が
フレイルの解説・予防への取り組みを発信しています。
フレイルチェックシートなども公開されているので、
お近くの自治体や医療機関で調べてみてはいかがでしょうか。